企業価値が1300億円以上とも言われている地域密着型SNS「Nextdoor」とはどんなサービスか、また日本で同様のサービスはどんなものがあるのかを調べました。

地域密着型SNS「Nextdoor」に関連する記事

「Nextdoor」の2017年8月3日の記事

全米の75%以上14万4000地区を網羅する地域コミュニティのためのソーシャルメディア「Nextdoor(ネクストドア)」が、最近、米国各地でローカルメディアとの連携を強化しはじめている

・2017年7月、米ワシントンD.C.を拠点とする有力地方紙「ワシントン・ポスト」と提携
・2017年3月から、サンフランシスコ・ベイエリアのユーザーに北カリフォルニアの公共メディア「KQED」の速報ニュースおよびローカルニュースを「Nextdoor」で配信
・2017年6月には、米ヒューストンのローカル局「ABCヒューストン」と提携し、地元ユーザーに「ABCヒューストン」のローカルニュースを配信

「Nextdoor」の2017年6月26日の記事

新興の地域SNSでもっとも大規模なアメリカのNextdoorを紹介

・Nextdoorは2011年10月にアメリカで開設されたご近所SNS
・本人確認を厳格にし、より細かいコミュニティでSNSを作ることでより実社会上の近隣住民同士の付き合いがしやすいつくりにしています
・2016年2月にオランダ、2016年9月にイギリスに進出し、2017年2月にはイギリスの地域SNSであるStreetlifeを買収
・2011年現在はアメリカ全土で716件だったコミュニティも、2017年6月現在では14万3千以上に成長
・2016年6月に10万のコミュニティを達成したと明らかにしており、これはアメリカ全土の60%のエリアをしめる
・2015年のNew York Timesの記事によると、日々利用者間でやりとりされるメッセージは500万件
・10万以上のコミュニティに1000万以上のユーザー
・Nextdoorはニューヨーク市をはじめとした650もの地方自治体が提携
・オースティンなどで地域の防犯に良い効果がうまれているとの記事もある

「Nextdoor」の2017年5月13日の記事

・2015年10月時点で、77,000以上のコミュニティが登録
・ウェブサイトかアプリで会員登録して、住所を登録
・地域のコミュニティがない場合は、自分で作ることができて、ご近所さんを招待することができる
・LINEなどのメッセージアプリで、特定の人たちのグループチャットを利用して情報交換しているので、それ以上のメリットがないと日本では難しい可能性

「Nextdoor」の2015年3月10日の記事

地域密着のサービスに新たな市場を開くことになるかもしれない

・知らない人より知っている人からのおすすめ情報のほうが重みがある、というのがNextdoorの基本理念
・Nextdoorのビジネスプランはまだ開始段階にある。過去3年間、ほとんど利用者数の拡大に集中してきた

「Nextdoor」の2013年6月21日の記事

NextdoorのSNSはニューヨーク市の行政に完全に統合され、警察や消防、公共サーヴィスなどの関係機関に利用される予定

・ニューヨークのマイケル・ブルームバーグ市長は米国時間14日、地域コミュニティ向けSNSのNextdoorと提携関係を結ぶと発表
・今後、ニューヨーク市は住民に「緊急アラート(Urgent Alert)」のテキストメッセージを送信したり、ディスカッションを企画して、近隣住民の意見を集めたりすることができるようになる

「Nextdoor」の2013年5月27日の記事

Nextdoorが、iPhone向けのモバイルアプリケーションをリリースした

・Nextdoorの利用者は50州に広がり12600の「ご近所」ネットワークを生んでいる
・3ヵ月前の段階では、「ご近所」ネットワークの数は8000で、3月後半に10000を超えて順調に成長している
・Nextdoor.com利用者の30%は、モバイル環境からのアクセス

「Nextdoor」の2011年11月2日の記事

米国時間10月26日、物理的に極めて近くにいる人々、すなわち隣人同士の距離を縮める新たなソーシャルネットワークが全米で公開された

・隣人同士が、自分たちの特定のコミュニティーにおける重要な情報やサービス、出来事について、オンラインでつながり、コミュニケーションをとれるように設計
・1年間のプライベートベータを経たNextdoorは口コミによって、カリフォルニア州メンロパークから26州の175地域へと急速に広まった
・地域の住民がNextdoorに参加すると急速な普及が始まり、隣人たちは積極的に関与するようになるという

日本での地域密着型SNSの展開状況

地域SNS「マチマチ」

あなたと近所に住んでいる方とのコミュニケーションを通じて、あなたの課題を解決したり、近所の情報を交換することができるソーシャルネットワークサービス

・メガネECの「オーマイグラス」(Oh My Glasses)の共同創業者である六人部生馬氏が設立
・マチマチは実名制で登録して、ご近所さん同士で気軽にコミュケーションできるソーシャルサービス
・徒歩圏内(半径800メートル程度)と比較的小さな地域単位ごとに、そこに住んでいる人だけが参加できるオンライン・コミュニティー
・参加は18歳以上で登録時に住所が確認できる免許証や保険証などを郵送でやり取りすることで、スパムや不正利用を防ぐ

都市には特化したローカルSNS「PIAZZA」

「おしえて!」「お譲りします!」「イベント告知」など、ご近所ならではの情報や、モノ・コトのシェアが気軽にできます。

・人口流入が激しく地域メディア・コミュニティが存在していない都市においてコミュニティを創出する
・勝どき・豊洲・武蔵小杉エリアで展開
・UR都市機構と連携し団地活性化の取り組みを開始